2009年09月14日
サガリバナ



もし妖精を この目で見ることができる
としたら
こんなんかな~? って思うくらい
美しい!
橋のたもとで ひっそりと咲いて
儚いいのちを またまた ひっそりと
太陽の光に みまもられながら
終える
そこには 執着や自己憐憫もない
ただ 自然の生のサイクルを淡々と
滞りなく終えた花の 潔さだけが
舗道の上に降り積もる
やがて 陽も高くなるころには
その白い花の 骸の上を
日常という 重たい足枷をつけた
幾多の泥靴が 踏み拉いて行くのだろう
そして夜
またその橋のたもとでは 仄かな芳香で
その存在を露わにしながらも
あくまでも ひっそりと
白い花は 刹那の一生を開花させていく
今日も ありがとうございます。
Posted by 夕焼け小焼け at 16:40│Comments(0)
│自然