2011年05月25日
カリスマについて
若いころは希望の火が赤々と燃えていた。
歳をとると口火がついているだけで幸せだ。
映画「我が道を往く」より

世の中あらゆる分野で カリスマといわれる人物が
多く存在する。
カリスマといわれる人にも さらに上のカリスマが
いるわけで ピラミッド型のヒェラルヒー構造に
なってもいる。
かつてのオウム真理教事件で マインドコントーロール
の恐ろしさを 我々は知った。
スピリチュアルな世界という 曖昧模糊としたカテゴリー
そのボーダーラインは見えにくい。
巨大化した組織は それを維持するだけの経済力が
必要であることを考えたとき ピラミッドの底辺が
それを支える 構造になっているのは自明の理である。
人はなぜ カリスマ性に惹きつけられるのか?
という疑問とその 心理構造が知りたくて調べたところ
とてもわかりやすい文章に行きあたったのでご紹介・・・
歳をとると口火がついているだけで幸せだ。
映画「我が道を往く」より

世の中あらゆる分野で カリスマといわれる人物が
多く存在する。
カリスマといわれる人にも さらに上のカリスマが
いるわけで ピラミッド型のヒェラルヒー構造に
なってもいる。
かつてのオウム真理教事件で マインドコントーロール
の恐ろしさを 我々は知った。
スピリチュアルな世界という 曖昧模糊としたカテゴリー
そのボーダーラインは見えにくい。
巨大化した組織は それを維持するだけの経済力が
必要であることを考えたとき ピラミッドの底辺が
それを支える 構造になっているのは自明の理である。
人はなぜ カリスマ性に惹きつけられるのか?
という疑問とその 心理構造が知りたくて調べたところ
とてもわかりやすい文章に行きあたったのでご紹介・・・
出典 岩波書店刊 高橋紳吾著
『超能力と霊能者-叢書 現代の宗教<8>』
人は繰り返す日常に退屈しやすく、絶えず非日常へと
誘われる性質を持っている。
そしてカリスマは非日常への誘いとなる。
故にカリスマ的人物(新たな「恋愛」対象者)は、
非日常的である方が好都合である。
非日常世界を求める者にとっては、
珍奇で周囲から変わり者と思われる人物の方が
魅力的に映り、端正な人物の言葉は「正しい」だけで
魅力を感じない。
そしてカリスマに引き寄せられた者は、
自己と向き合うことを避け、検証能力を持たなくなる
(カリスマに自己を委ねる)。 ↑ ここが大事だ
カリスマが批判された場合は、それをカリスマの
聖性の証明と受け取る。
この時点で日常的判断は手放され、カリスマ的人物の
意向のまま徹底して信者は追従していくこととなる。
だが日常を退屈に思う心理機構は、過敏な感性を持つ反面、
怠惰な性質の者に多く発生する。
実際には同じ出来事が同じ状況で繰り返されることも、
昨日と同じ今日という時間も在り得ない。
退屈な「終わりなき日常」を変革し得るのは、
自己の意識のみである。
過敏な感性は先天的だが、豊かな感性は学習によってしか
生み出されず、また豊穣な個人的体験は、
その個人の社会への参加水準に比例しているという。
すべては 自己責任 ということなんだな。
今日も ありがとうございます。 愛しています。
『超能力と霊能者-叢書 現代の宗教<8>』
人は繰り返す日常に退屈しやすく、絶えず非日常へと
誘われる性質を持っている。
そしてカリスマは非日常への誘いとなる。
故にカリスマ的人物(新たな「恋愛」対象者)は、
非日常的である方が好都合である。
非日常世界を求める者にとっては、
珍奇で周囲から変わり者と思われる人物の方が
魅力的に映り、端正な人物の言葉は「正しい」だけで
魅力を感じない。
そしてカリスマに引き寄せられた者は、
自己と向き合うことを避け、検証能力を持たなくなる
(カリスマに自己を委ねる)。 ↑ ここが大事だ
カリスマが批判された場合は、それをカリスマの
聖性の証明と受け取る。
この時点で日常的判断は手放され、カリスマ的人物の
意向のまま徹底して信者は追従していくこととなる。
だが日常を退屈に思う心理機構は、過敏な感性を持つ反面、
怠惰な性質の者に多く発生する。
実際には同じ出来事が同じ状況で繰り返されることも、
昨日と同じ今日という時間も在り得ない。
退屈な「終わりなき日常」を変革し得るのは、
自己の意識のみである。
過敏な感性は先天的だが、豊かな感性は学習によってしか
生み出されず、また豊穣な個人的体験は、
その個人の社会への参加水準に比例しているという。
すべては 自己責任 ということなんだな。
今日も ありがとうございます。 愛しています。
Posted by 夕焼け小焼け at 13:32│Comments(2)
│時事を考える
この記事へのコメント
ご無沙汰です…(照)
まだ
ブログは休んでますが
引き寄せられたように
覗いてみると
あいかわらず
深い記事ですね!
有難うございます
まだ
ブログは休んでますが
引き寄せられたように
覗いてみると
あいかわらず
深い記事ですね!
有難うございます

Posted by オカズ屋 at 2011年05月25日 20:30
☆ オ、オカズ屋さ~ん!
お帰りなさ~い♪
ほんとうに
お久しぶりです(泣)
またブログも
再開してくださいよ~
自分軸をしっかり持っていれば
360度回ったとしても
客観的に物事を見ることができる。
何ごともバランス感覚が
大切なのですね。
コメント ほんとうに
ありがとうございます(感涙)
お帰りなさ~い♪
ほんとうに
お久しぶりです(泣)
またブログも
再開してくださいよ~
自分軸をしっかり持っていれば
360度回ったとしても
客観的に物事を見ることができる。
何ごともバランス感覚が
大切なのですね。
コメント ほんとうに
ありがとうございます(感涙)
Posted by 夕焼け小焼け
at 2011年05月25日 21:18
