潔く諦める。

夕焼け小焼け

2013年08月13日 21:07

誰もが天気の事を話すが、誰も天気をどうすることも出来ない。
マーク・トウェイン



立秋はすぎたものの このところの暑さはかくべつで
とくに昨日あたりからは 大きな雨雲がところどころで低く垂れこめて
突然の大雨があがったあとには まるでサウナのような蒸し暑さ。

全国的にみれば 沖縄の気温は比較的低い方なのだが
直射日光は 他県に比べものにならないほど強烈だ。

病院から帰ってきた母が 
「いま帰りに乗ったタクシーの運転手さんが こぼしていたよ~」
と靴を脱ぎながら わたしに話して聞かせる。

聞くところによると 運転手さんの畑の冬瓜がこのところの暑さと
日照りで全滅したらしい。
100個ぐらいの冬瓜を ぜんぶ潰して畑に梳き込んだ・・・と。

収穫前の冬瓜を トラクターで潰さなくてはならないとは
育てた人にも 育てられた冬瓜にとっても大きな痛手だっただろう。

それでも 運転手さんは最後に母に言っていたそうだ。
「まっ 来年に期待するさっ! 潰した冬瓜は全部肥料になるからね~」

自然を相手に物を作る人に共通しているのは そんな諦めのあとにくる
潔さ! これこそ生きる知恵だ!


愛と感謝と敬意をこめて・・・・・

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