いちど結んだ縁は大切に

夕焼け小焼け

2014年04月18日 09:41

悲しみの中からしか見えてこないものがある。
人のやさしさ、温かさ。
涙は悲しい時、悔しい時よりも、嬉しい時の方が、
いっぱいいっぱい出て来るもののようだ.

大野勝彦

一週間前の今日 大阪の義姉が亡くなった。
ホスピスに入所してわずか4日・・・ あまりに突然の訃報でにわかには信じられなかった。

わたしが最後にお会いしたのは ご夫婦で来沖された30年近く前のことなので
義姉もまだ50代の頃だったと記憶している。

わたしたちが沖縄に移住した40年余り前 まだ夫の仕事も安定せず
生活に四苦八苦しているときに 陰ながらずいぶん経済的な支援をしていただいた。
その恩は生涯 忘れることはできない。

夫婦としての仲が破綻したあとも わたしが離婚を考えなかったのは義姉や義妹や
彼の女きょうだいの愛を 深く深く感じたからである。

わたしの二人の子ども達にとっては すばらしい叔父さんや叔母さんたちなのである。
その縁を切ってまで 別の道を歩こうとは考えられなかった。


なんの恩返しもできないままだったけれど 義姉の明るい笑顔とすべてを受け容れる
心の柔軟さは これからもずっとわたしの人生のお手本であるだろう。
 
お義姉さん ほんとうにありがとうございました。 心よりご冥福をお祈りいたします。 

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