欲と二人連れ

夕焼け小焼け

2014年06月14日 17:34

人間、夢と欲があるから努力するのとちゃうか。
杉原輝雄

昨日  否もう一日過ぎたから一昨日のこと 
母は朝から句会のお仲間と吟行へ 慰霊の日が近いということで
行き先は糸満方面だったらしい。

心配していた梅雨空は嘘のように晴れ渡り 風も涼しく気持ちの良い日だった。

わたしは 母のいない間 早々に掃除を済ませ レースのカーテンなど
干せる分だけ洗った。  その日は3回洗濯機を回したことになる。

洗濯物もすっかり乾き 西日が傾く頃に母は帰って来た。

ワンコが真っ先に 母を出迎えに出る。

夕食の準備で手がはなせないわたしは 「お帰り~!」の声だけかけた。
靴を脱いであがって 「フ~ウ! 疲れた~!!」 と言いながらリビングに
入ってくるのが いつものこと・・・・

ところが何やら玄関で母が悲鳴をあげている。
何事か? と慌てて手を拭いながら玄関まに出てみると 母は自分で開けた
玄関ドアに挟まって悲鳴をあげていた。

いつも持って歩く手提げかばんの他に 大きなエコバックをふたつ下げ
身体半分はまだ外にあるのに 荷物に振り回されてにっちもさっちも行かない
でいる。

荷物をいちど 置いてから ドアを開ければいいものを~!

わたしはすぐさま母から 二つのエコバッグを受け取った。  
「なんじゃ~!こりゃ~? お、重い~!?」

吟行の帰りに皆で立ち寄った 「うまんちゅ市場」 で あれやこれや買いこんで
来たのだった。

まさかの モヤシ詰め放題 トマト ピーマンの大袋2個 アチコウコウの島豆腐
焼たてパン一斤 インゲンなどなど まさかでしょ~? という重さだった。

普段は箸より重たいものは持たない 体重36キロ 88歳ながら骨年齢は120歳の
母のどこにこんなパワーが隠れていたのか 信じられない!

おかげで その夜わたしは1時間半をかけて大量のモヤシのヒゲを取るという苦行
をするハメになった。

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