寝耳に水
形式主義は凡庸(ぼんよう)に通じる。
人生の複雑さや悲惨さ、そして緊急の事態にうまく対処するつもりであれば、
我々は無限の柔軟性を持たねばならない。
すなわち、理論や特定の型にはまった考え方から自由でなくてはならないのだ。
J・クリシュナムルティ
いつの間にか時は流れて 沖縄は梅雨の真っ盛り・・・梅雨明けは23日ごろとか。
皆様にはお変わりなくお過ごしのことと思いますが わたしの方はまたもや大きな変化が・・・・
先月末に突然雇用主から 6月いっぱいでここを撤退するという通達があった。
委託業者である以上 入札で他社に抜かれればそれはそれで 致し方のないことではある。
だが この現場で毎日汗水流して働いてきた我々 パートたちは今後の身の振り方で
右往左往している。
選択肢は三つ。
1.雇用主が請け負っている他の現場に移る。
2.現場に残って次期請負業者に乗り換える。
3.新たに別の仕事を探す。
水面下ではそれぞれが 三つの選択肢を選ぶのに苦慮してはいたはずではあるが 会社への
忠義をそれとなく働きかけるリーダーの前で 話はできない。
新しく参入してくる会社は ホテルの客室清掃は始めてなので スキルを持った人材居抜きの形を
切望しているようだった。
先日 7月から入る業者側との個人面接の希望日を書き込むリストが張り出された。
皆の動きがわからないなか わたしが一番乗りで面接希望日のリストに自分の名前を記入したところ
後から続々と 面接希望者の名前が記入された。
面接では 残ってくれれば賃金面でも現行より多少優遇するということ また出勤シフトも調整しながら
なるべく現行通りを維持してくれる となるほとんどの人がそのまま残るのは至極とうぜんの成り行き
である。
わたしもようやく仕事にも慣れ いつの間にかノルマをこなせるようになってきた矢先のことでもあり
できることならこのまま この現場で仕事を続けたいと思っていたが 残るベテラン組に受け入れられるか
どうかは別問題だ。
そんな不安を払拭してくれたのは ベテラン組の一人から電話で 「一緒にやろう!」と誘われたときには
大きな安堵感と嬉しさがこみ上げてきた。
わたしに残ることを決心させたファクターは やはり今まで築き上げてきたこの人間関係が大なのである。
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