一歩の一歩

あなたが不満に思うたった一つのために
あなたに与えられているたくさんの恵みが見えなくなっていませんか？
歩ける自分、目がある自分、家族がある自分
身の回りにはたくさんの恵みがあふれています。
鈴木秀子

エスカレーターで降りながら　ふと目に入ったのは
アイスクリームの自販機横のベンチに　二人の幼い子どもを挟んで
３０代くらいの夫婦が　腰をかけているのが目に入りました。

子どもたちは脚をブラブラさせながら　無心にアイスクリームを
食べています。
お父さんも大きな身体には不似合いな　コーンアイスを齧って
います。

何気ない家族の光景なのですが　その前を通るときにわたしは
重たく暗いエネルギーを感じて　そっぽを向いているお母さんの
顔を見るともなしに見ました。

お父さんとお母さんは　ベンチのそれぞれ端に腰をかけていて
お互いに顔が見えないような座り方をしています。

何が原因かは知る由もありませんが　ふたりの間はもう
アイスのように冷めてしまったのでしょうか・・・・。

お母さんの悲しく暗い気持ちが伝わってきて　わたしも悲しくなって
その前を通り過ぎながら　心のなかで
「お母さん！　あなたの気持ちはわかる！　でも　もっと明るい
顔をしないと　幸せが逃げるよ～！」　と呼びかけていました。

愛と感謝と敬意をこめて・・・・