「事実は小説より奇なり」その11
涙とともにパンを食べたものでなければ人生の味はわからない。
by ゲーテ
わたしの結婚が3月で そのときに下の弟と再会した・・・
と ここまで書いたところで 自分の記憶に抜けている部分が
あることに いま気がついた~
それはたしか まだわたしが結婚する前のことだった。
下の弟とは信州の父の家で 一度会っていた。それが最初だ。
そのことを思い出させる 品が目の前にある。
ふたりの弟が わたしを松本駅まで送ってくれて
それぞれが お土産を手渡してくれたのだった。
上の弟は黒曜石のブローチ 下の弟が可愛い熊の木彫り人形。
それを列車のタラップに立つ わたしが受け取ったとき
安曇野の空が 悲しいくらいに青かったことをいまでも鮮烈に
覚えている。 季節は初秋だった。
絡まった糸を ひとつひとつ丁寧に解くように記憶を整理する
この作業はまだ続く・・・。
今日も ありがとうございます。
関連記事