2010年12月21日

「事実は小説より奇なり」その13

「おだやかな人生なんて、あるわけがないですよ」 by スナフキン
「事実は小説より奇なり」その13



年の瀬は 買い物に出ても普段の倍は時間がかかる。
一日があっと言う間に終わって ようやく やれやれ!というところだ。


弟たちと再会することができて そのふたりもそれぞれ家庭を持ち
自分たちの根っこを生す場所を見つけた。

わたしもふたりの子の母となり 途切れることのない絆を結ぶことが
できた・・・と思ったのだったが そうは問屋が卸さない~!だった。

理想の父親像 理想の家族の在り方 それを追い求めるのは
わたしの一方的な想い入れであって 相手には相手の人生観がある
そのことを 思い知らされる大ドンデン返~し な事態が起きた。

◆わたし39歳 それまで仕事々で帰らない日もあった夫が
 「一緒に暮らしたいひとがいる」と言って家を出て行った。
 
 それから早二十数年の月日が流れた。そのとき9歳と7歳だった
 その子どもたちもそれぞれの家庭を持ち これから先には
 山も谷もあるとは思うけれど 家族の絆だけはしっかりと放さず
 自分たちの家族の歴史を 繋げて行って欲しい それがわたしの願い。
  

さて 自分のことはさておき~!

◆下の弟とは わたしが沖縄に来たあとは すっかり疎遠になり
 連絡を取り合うこともなかったが 一昨年の12月に思いがけなく
 彼とその家族が 母とわたしに会うため沖縄を訪れてくれたのだった。

 36年という時を経ての 再々会だった。

 そのときのことは もうひとつのブログに書いた過去記事が
 残っていたので よかったら読んでやってくださいな チェリー

2008年 12月17日 の日記より転載

いま わたしのこころは 充たされている。
ばあちゃんなんて 「もう いつ死んでもいい…」などと口走るくらい
幸せなのだ。

長い間 音信不通だった下の弟が 奥さんと一人息子を連れて
はるばる穂高から ばあちゃんを訪ねて来てくれた。

先週の金曜日のお昼まえ わたしたちの待ち受ける 空港の到着出口に 
少し緊張した面持ちながらも パリッとしたスーツ姿で出てきた弟と
その家族。

若い頃はたしか 前川 清似だったと思うが 髪もすっかり薄くなっていて
どちらかと云えば 坂田 利夫似になっていた~

初めて会う奥さんは 色白の控え目な女性だった。
しきりに 今までの無沙汰を詫びていたが それはこちらも同じこと
同じ空の下で 元気に暮らしていれば いつかはこんな日が来ると
信じていた

そしてそのふたりの 一人息子は「ヘェ~!?」と驚くほどの
いい子だ!
今年の春から 介護士として伊丹の施設で働いているのだとか…
ひと目見ただけでも 癒されるような雰囲気を持っているので 
それは天職だと思った。 

弟=56歳 その妻=55歳 その息子=24歳 
わたしが弟と最後に会ったのは 彼が二十歳になる少し前だったと思う。
36年ぶりの再会 ましてやその妻や子とは初対面なのに 
そこにはなんの違和感もなく 「血は水より濃い」と云うが これがまさに
そのことだなと痛感した。
 
離れ離れになった家族が それぞれの家族を伴って こうしてまた
めぐり会えるなんて!
こんな素晴らしい出来事が わたしの 否 何よりばあちゃんの
人生の締め括りに待っていようとは… 
「終わり良ければ すべて良し」 と云ったところだ。 
.


・・・ということがあったわけなのです。

あと もうちょい続きますが またのちほど。

今日も ありがとうございます。







同じカテゴリー(「真実は小説より奇なり」)の記事
なんてこったい!!
なんてこったい!!(2011-12-09 21:04)


 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。