2012年08月29日

ポランスキー

自分の胸に、正直に聞いてみていただきたい。
過去の人生から、たとえば恋愛経験から悲しい要素だけを
消してしまいたいかと。苦しみ悩んだ出来事が、すべてなかったら
良かったと思うだろうかと。多分、ノーというだろう。
いやな時期だったとしても、ちょうど人生のこの時期に
自分が精神的に成長し、成熟したのだと分かっているからだ。

ヴィクトール・フランクル
ポランスキー


「水の中のナイフ」「反撥」「袋小路」 ここ三晩続けて
観たロマン・ポランスキー特集・・・ う~ん!奥が深い!

人間の深層心理の奇奇怪怪! 
偶発的な出来事によって 否応なく凝視せざるを得ない
ペルソナの剥がれた 痛々しい無垢の自我・・・・

ポランスキー初期の映画を観て あらためて「人間性」
抉り出す彼の才能には 感嘆してしまう。

最近では「戦場のピアニスト」「ゴーストライター」 など
老いてもなおその「人間」を見詰める眼差しは変わらない。

愛と感謝と敬意をこめて・・・・☆



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Posted by 夕焼け小焼け at 21:50│Comments(0)映画
 
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